首の痛みだけじゃない むち打ちを理解する その1
むち打ちはなぜ起こるのか
むち打ちは、交通事故のケガで最も多い症状です。追突などの強い衝撃で、首が前後あるいは左右に激しく揺さぶられることで起こります。
平均して6kg前後あるといわれている頭部を支えている細い首に、突然加わる衝撃は想像以上に大きなものです。その衝撃で首の周りの筋肉組織が損傷し、神経にまで及んだ場合、首や肩の痛みや可動域の制限に加え、手足のしびれや筋力低下など、広範囲にわたってさまざまな症状を引き起こます。首には、脳と胴体をつなぐ重要な神経が数多く集中しているため、全身に大きく影響するのです。
むち打ちの症状
交通事故が原因のむち打ちは、事故直後よりも、事故から数日経って急に痛みなどの症状が現れるという特徴があります。
首や肩、背中の痛みだけではなく、頭痛や肩コリ、耳鳴り、めまい、吐き気、だるさ、手足のしびれなどの不快な症状を伴うこともあります。
骨折や脱臼などと違って見た目にはわからない症状が多いことから、周囲の理解を得られず、精神的な苦痛も大きくなってしまいます。我慢しているうちに症状の悪化や慢性化を招いてしまい、治療期間にも影響を及ぼします。
むち打ちは「そのうち治るだろう」という考えは、取り返しのつかない結果を招く恐れがあるため、軽い痛みでも軽視できません。
むち打ち症を治すために
むち打ちは、事故の強い衝撃によって起こる骨格のゆがみが主な原因と考えられます。
痛みを伴わない手技による施術で、首周辺の筋肉の緊張、神経や血管の圧迫を解消して、骨格のゆがみを取り除いていきます。
骨格が整い、身体の機能が正常を取り戻すことで、さまざまな症状が改善されます。
むち打ちの症状は、自然に回復させることが非常に困難です。事故の状況など、それぞれ個人差がありますが、早い段階で専門の治療を受けることによって3ヶ月ほどで改善された例もあります。
少しでも痛みや異変を感じたら、我慢しないで専門機関を受診することが大切です。適切な治療を開始させることが、健康な身体を取り戻す近道になります。
当院は、その時の体調や症状をしっかり確認した上で、ひとりひとりに最適な治療を行います。
交通事故によるむち打ちの治療は、自賠責保険が適用されるため、窓口の負担はありません。
治療費を気にすることなく、安心して治療に専念することができます。
むち打ちの治療でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。